スポーツの場合でも“あの人緊張して硬くなっている”となると、思うように体が動かず充分に力を発揮する事が出来ません。硬い鉄は真っ赤に焼いて、液体になってはじめて鋳型に流し込むことができます。軟らかい水はそのままでどのような器にも自分の形を合わせることが出来ます。そう考えると硬いということは、なかなか手がかかって大変ですね・・・しかし、柔らかいばかりがいいかと言うとそうではなく、世の中は両方あって上手くなり立っている事が分かります。
「柔よく剛を制す」は柔道の世界でよく使われる言葉ですね。意味は「柔軟性のあるものが、そのしなやかさによって、しばしば数段力持ちのものに勝ることがある」という意味で使われます。
大切なことは自分を充分よく知って、柔らかすぎる人は緊張感を失って真剣味に乏しくポカ、うっかりの失敗をしてしまいますので硬さを取り入れなければなりません。硬すぎる人は真面目が先に出て、ギャグや冗談を聞いても真剣過ぎて、周囲を窮屈にしてしまいます。柔らかくすることに努力しましょう。コメットは医療機関ですから、患者さまの緊張をほぐすと同時に、治療する自分の集中力(緊張)が大切です。仕事も人生も「柔と剛」の絶妙な使い分けをして歩みましょう。
院長は、同様の意味で“角の立つ 刺のある反応”ではなくて 柔らかく相手を動かすことを 先日の朝礼でこんな表現を紹介してくださいました。
「手の上で転がす」です。人が仲良く協働して暮らしていくのにとても大切な態度ですね。
※九州 水前寺公園にて
「神は、妻を夫の補い手、助け手としてお与えになりました。二人は、一人として行動して行くことになるのです」(聖書より)
無痛インプラント/矯正/顎関節治療/コメット歯科クリニック
副院長 金光 千寿子