こんなニュースに驚かされました・・・
3年前に、カリスマホストと言われ、マスコミでも取り上げられていた人物が行方不明になっていて、関係者からは「死体無き殺人事件」などと取りざたされていました。
警視庁は今月の19日午前、被害者が行方不明になった直後に強アルカリ性の薬剤を購入したとして、関係容疑者数人を逮捕しました。 薬剤とは苛性ソーダであろうということです。 調べてみましたら “皮膚についたら激しく皮膚を侵し、ほんの1滴でも目にはいると失明のおそれがあります。苛性ソーダの「苛性」とは、皮膚を侵す性質があるという意味なのです。蛋白質を分解する作用があり、付着したものを完全に除かない限り、次第に組織の深部に及ぶ恐れがある。” なるほど、恐ろしい物質ですね。
警視庁は逮捕されたホストクラブの元店長の男らが、薬剤を使って被害者の遺体を溶かしたうえ、下水道に流した可能性があるとみて捜査していました。
警視庁捜査1課は今年4月、八王子市内の容疑者宅を捜索したところ、敷地内の汚水槽から人骨の一部やインプラント(人工歯根)を発見しました。人骨からは身元を特定できなかったのですが、国内に流通した同型のインプラント約600本について、埋入された患者の全てをチェックするという執念の調査を行った結果、「被害者以外は全員存命中ということが判明し、発見されたインプラントは被害者のものであると、ほぼ特定した。」というニュースが流れました。
当院でもこれまでに、溺死した方などで、遺体の破損が激しくて身元の不明の人を特定するために「歯形から確認して欲しい」と警察からの依頼を受けることがありましたが、このたびの事件ではインプラントから身元を確認するということで、インプラントの普及を窺わせる時代になっていることを強く感じました。
※頂き物をいたしました。ありがとうございました。
「すべての者は、神の前では裸であり、暴かれずに裁かれずに終わる悪は、無いのです」(聖書より)