続きです。
私は、自分のポリシーの1つにこうした考えがあるのです。
「過去と他人は、変えられない。しかし自分と未来は変えられる」
そこで進化したり改革したりと“変える”事を真剣に考えるならば、アドバイスは “聞く”ではなくて積極的に“聴く”(単に耳からではなく、心で聴く)べきであり、そう願う筈であると思うのです。
例えば、こうしたアドバイスに あなたはどう反応しますか?
「仕事の効率を上げるようにして下さい」
と言われたとします。
「エッ! そんなの無理!自分勝手な上司ね!こんなに忙しく精一杯やっているのだから。まるで怠けているみたいな言い方!頭にくるわ!」と 言うでしょうか?
ここで昨年の世界に影響を与えた100人の中にただ一人日本人として選ばれた、ユニクロの社長の柳井 正 氏の時間の使い方のアドバイスを紹介いたします。
「仕事に取り掛かる前、最初に終わりの時間を決めよ。それに合わせて計画し、効率を考えよ」
再び、そんなの無理!と言って進んでしまいますか?それとも今日の残業は、8時まで、とか今日は、6時には帰る。とか自分の仕事をなんとか組織したり他の人に仕事を分担してもらったりして効率を上げる工夫を積極的にしていくか?この辺が、人格の関係しているところなのです。
ヘレン・ケラー女史は、こうした言葉で説明しています。
「他人の人格について語るときほど、自分の人格を暴露するときとなります」
その通り、自分勝手と上司に言った あなた自身が自分勝手なのですよ!
ピーター・ドラッカーの名言・格言|管理職が指導力を発揮するからの引用ですが
「効率とは、現在既に行われている事をより洗練させることである。」
洗練という意味には、高みを目指す。質の向上という意味があるのです。決して手抜きをすることでは、ないのです。
なので、ピーターは、とても仕事が出来るある上司が、部下に仕事を任せないで自分で抱え込んでいた時、こんなアドバイスをしたそうです。
“自分で出来ることは、頭を下げて他の人にやってもらいなさい。あなたは、誰にもできないことをやっていくようにして下さい”
ここでなぜ頭を下げてなのか分かりますか?
この続きは、また明日のブログに書かせていただきます。
「他の人は、自分より優ったものとみなしなさい。相手の益をはかっていきなさい」(聖書より)