医事関係のニュースとして「医科の業界の今春の昇給に関するアンケート調査」がまとまったという記事が載っていました。 今春(4月)、昇給があったと答えたのは、2割で 8割が下がった、あるいは同じ(上がっていない)、しかも労働時間が増えたことを考えると下がったも同じ。またアンケート調査にあたって かなり上がったという回答をした人の中には、5000円以上からがその基準になっている という評価がなされている・・・というような内容でした。 この記事を読むと、なかなか厳しい現状が窺がわれます。(同業者としてのコメット的には、かなり驚いています)
しかし、このような状況は もう何年も前から続いていて各機関、医院が収益向上のために四苦八苦されてきている訳ですが・・・国の財政も地方の財政もほとんどが赤字。 ソニーとかパナソニックといった日本を代表する企業が数百億円〜数千億円という途方もない赤字決算を出している世情では、たとえ余裕のある人でも お財布の紐が緩まないのは当然だと思います。 政府は足りないからと、消費税の増税をすることだけでは どう考えても明るい未来をイメージすることが出来ませんし、現状を打開できるとは思えませんね。 その他に、なかなかお金が回らないということで、これまでの「緊縮財政」一辺倒から、方針転換が計られようとしています。止まっていた大型公共事業(新幹線など)を再開して景気を刺激しようと、政府は考え出したようです。
医療機関の健全経営とは? ということになりますと、
? 良い治療、優れた治療ができること。(先進技術、先進機器があること。)
? ハートフルで優れたサービスが提供出来ること。(清潔で美しい環境なども)
以上の基本条件を整えた上で、患者様の満足度が、つまり収益という結果に連動して行くと言えます。 公共の医療機関以外の医療機関は、一般企業と全く同じです。 昇給もボーナスも順調に業績が上がってのお話ですね。 また、日本最大、世界では第3位の規模といわれる医療グループ徳州会では、健全経営を進めるには人件費を収入の20%以内に抑えることを指標としている。という教訓・知恵もあるそうです。これで思い切った設備投資ができるからという理由です。こうしたことを踏まえてコメット歯科の状態を考えてみるといかがなのでしょうか?スタッフ ファミリー(現場)の感覚を知りたいですね。
いずれにせよ今、どの医療機関も企業も、持続可能な経営を模索しています。家族を守り、生活を守る為に真剣勝負の取組みが求められています。 患者様とスタッフ皆の健康と幸福。そして、より大きな社会貢献へと結びついていくことを願っています。
※ 今週のテニス(28日)の激戦の様子です!コメットテニスクラブ撮影
「神の賜物は、人が労苦しそれによって食物を得、楽しむことなのです」(聖書より)
明日は、休診日 ブログも(^o^)ノ < おやすみーです。