今日のブログは、局長からの投稿を載せさせていただきます。
29日の、日本では夕方から夜の最も視聴率の高い時間帯に英国王室のウイリアム王子とケイトさんのロイヤルウエディングの模様がテレビでライブ放映されました。
テレビを見た被災者の方々の思いは如何でしたでしょう・・・いたしかたない事と言いながらも、自分達が被災した事とロイヤルウエディングは同じ現実のモノ。
一方では、津波で自分以外の家族全員を失くし、更には家も畑も家畜も船も、全ての財産を喪失して間もない状態。 そして一方では豪華絢爛、世界一の結婚式・・・。
現実とはなんと酷(むご)いものなのでしょう! この非情の現実を見て大きなショックを感じたのは私一人ではないと思います。 被災者の方々のお気持ちは察して余りあるものでした。
本来ならテレビをはじめとして、その他の報道関係はもっともっと大々的に番組を組んだことと思いますので、これで全体としては控えめではあったのだと思います。 ビクトリア女王の時代に世界の3分の1を支配した英国王室も、将来的には国民の意志によってその存在は左右されることになりそうだというお話に、つくづく時代の流れを感じますね。 それは日本でもそうですが皇室の方にしてみますと、好んで皇室に生まれてきたわけではなく、 きっと私達のような自由な生活に憧れておられると思います。 番組を見ていて、英国でもやはり皇室は確かに「国民統合の象徴」としての存在だと、50万人の喜ぶ見物者(国民)を見て感じました。 重要な役割(存在意義)がある間は、皇室を大切にしたいと思いましたし、皇室の方も皇室を大切にして頂きたいと思いました。
ひとつ、とても気になったのが解説者の言葉の使い方がとても乱暴に聞こえたことでした。
パレードの実況を、まるでパンダ見物でもしているような言い方で、「女王(エリザベス)は、今日は機嫌が良いですね〜」 お立ち台に現れたウイリアム王子とケイト妃に対して「二人が出てきました!出て来ました!」無神経に口の悪い輩(やから)が話しているような言葉使いに・・・解説者の品格を疑いました。
「苦しみに会っている者の前での宴会は、寒い日に衣を剥ぐがごとくむごい物である」(聖書より)
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