JUGEMテーマ:健康

数年前 東京の新宿で開催された栄養医学の学会で

元京大医学部教授の和田洋巳先生のご講演を拝聴し

その後 大変感動した私は、先生に感謝の言葉を伝えようと近づき

光栄にもお話しする機会があり印象に深く残っています。

今日は、その話をいたします。

 

和田先生は、医学博士。京都大学名誉教授。

京大病院で約2000例を超える肺がん手術を執刀し、

現在も開業医としてがん患者らを治療しておられる超有名な先生。

ご自身も癌に侵され それを克服するといった凄まじいご経験を経て

真実を語ってくれる先生です。

「教科書を書く先生は、現場を知らないことが多いのですよ。

癌治療は、根本的な発想の転換が求められている」と説かれました。

 

私)「岐阜から来ました。金光です。コメット歯科という歯科医院を営んでおります。

お口の健康が全身の健康の基礎であるので、単に歯の治療という修理作業だけではなく

栄養という体を作る根本から患者さんに指導している総合病院のような歯医者なのです。

ファミリーで経営し、スタッフも同じ高いレベルで治療に当たっております。

患者様の健康長寿に貢献することに全身全霊を傾けております」

 

和田先生)「それは、素晴らしいですね。いい仕事をしておられますね。

これからは、歯科がとても大切な役割りを果たしていく点で注目されると思いますよ。

頑張って下さい。」

 

私)「ありがとうございます。先生からのお言葉、勇気100倍です!

ところで先生、少し前の話になりますが、雑誌で読みました。

東大病院で開かれた医師向けのがん講演会で、

和田先生は実に勇気ある大胆な発言をされたそうですね。

“和田 講演会”と言われて現在の癌治療に大きな問題提起をなさって

素晴らしいと感動いたしました。

一石を投じられたのではないでしょうか?

 

と述べると 

先生は、満面の笑みを浮かべながら更に話をして下さいました。

 

「和田 講演会は一般社団法人・日本がんと炎症・代謝研究会の主催で、

東大病院呼吸器外科の教授が開催の労を取ってくれたのですが、

その講演で あの時、私は『我々がやってきたがん治療は間違っていたのではないか』と

問題提起をしたのです。

更に『標準がん治療(オペ・抗がん剤・放射線治療)には今、

根本的なパラダイムシフト(発想の転換)が求められている』と発言しましたよ。
(その講演を取材に来た記者にもお話ししたそうですが、・・・)

標準がん治療をしなかった患者さんでも、治癒や寛解を得られた患者さんがいるではないですか。

そうしたら 医師としたなぜ治癒や寛解を得られたのか?』と考え、

謙虚な姿勢でその理由を調べるべきだと思うのですよ。

そうしてみると・・実は、基礎生物学に関する医学論文や栄養学の研究から、

標準がん治療をしなかった患者さんが治癒や寛解を得られた理由を数多く発見することができます。

ところが、多くの医者たちはそれを確かめようとせず、

成果の上がっていないEBMをなおも患者さんに勧めようとします。これで良いのか?!」

 

なるほど 確かにその通りです。

私が日々仕事で専門に取り組み患者様に指導している「分子栄養医学」の

大切さとその価値を心から認識できました。

※分子栄養医学の講義をしている風景(2月19日のファミリー スタディより)


また慶応義塾大学医学部卒業近藤誠ガン研究所所長の近藤先生は、

雑誌のインタビューでこうおっしゃっておられます。

「とくに私が声を大にして言いたいのは、がん検診は有害無益だということ。

これも、検診でがんを早期発見して治療したグループは

何もしなかつた人たちよりも死亡者数が多いという

比較試験の結果がいくつも、海外で公表されています。
近藤先生は、「本物のがん」と「がんもどき」の2種類があると説明されています。

また これについては、次回に書くことにいたします。

 

「真実は、1つである。真実はいずれ昼の最中のように明らかになるのです。」(聖書より)