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お金の価値と利用法って 人によってこんなに異なるのか!と思ったのが、

 

ZOZOの前澤友作社長が100人に100万円を贈る「お年玉企画」

 

彼の財産からすれば、微々たる投資なのでしょう。

ほんの小銭をバラまいて披露しただけの事なのでしょう。

しかしそのニュースを知って こんな風景が 私の脳裏に浮かびました。

 

まるで公園で、ハトにポップコーンをバラまいて それに群がるハトを眺めて快感を味わい

無心に自分に依存するハトたちの姿に征服感をかみしめている男の姿。

更に その男は、自分の人気を確かめるように満足げに笑みを浮かべ、陽の当たるベンチにそっくり返って 

隣に静かに座っている老人に「どんなもんだい!」って言って親指を立てて 

ウィンクしながらGOODのサインをしている。

どうやらこれは、ZOZOの前澤友作社長が100人に100万円を贈る“1億円お年玉企画”を行ったことで

フォロワー数が急上昇したというニュースが流れたのも・・・・まさしく納得。

そして企画が終了すると 波が引くようにフォロワー数が急降下

「ZOZO前澤氏 1億円バラ撒きの裏で株価60%大暴落の正念場」こんな記事も出ましたね。

 

私の尊敬するマザー テレサは、自分の愛と体力と資力を多くの貧困の民にバラまきました。

彼女は、インドの貧困に寄り添い、ノーベル平和賞を受賞しました。
彼女のこんなエピソードは、とても印象的でした。
マザーテレサは、アメリカ訪問の際、ホテルの宿泊に際して、シスターたちに命じて、
あたたかい暖房を止めさせ、ベッドではなく床で寝るようにしたといいます。
それは、マザーたちが支援する人たちを「真に理解したい」という気持ちから出ている行動なのでしょう。
私は、その姿勢から、人が人を説得するには、「相手を真に理解する」ことが必要であること。
さらに、「人を理解した」とは、「人を愛した」と同じことなのだと学びました。

その根底にあるものは、決してお金では買えない プライスレスの「愛」なのです。
私が、ZOZOTOWMの社長から感じるものは、「自己愛」であるのに対して 
マザー テレサの中にあるのは、「利他的な愛」この差を感じたのです。
そして後者の姿勢が世の中の若者たちを動かしていくのは、本当に怖い事だとも思いました。

 聖書の言葉に

「たとえ自分の持ち物すべてをあげて誇れるようにしても、愛が無ければ 何の意味もありません。

それはただ鳴り響くシンバルかラッパなのです。」(コリント人への手紙)

交響曲であるならば、不況和音を出す騒音と化すのです。

確かに世の中を騒がす効果は、ありますが、愛のない自分の資力を見せびらかす行為、

富みを偶然に得ていくことをラッキーと感じさせる持続力のない幸福作りは、

日本を支えているまじめにコツコツ働いている人たちの労働意欲を減退させる

悪い意味での「働き方改革」となる影響を与えるな と思いました。

 

私は、マザーテレサのこの名言が好きです。
「私たちは、大きいことはできません。小さなことを 大きな愛をもって行うだけです」
コメット歯科もこのポリシーで今年で41年目に突入します。
今後も変わらず お一人お一人の患者様に寄り添いながら 
愛を持って最善の治療を目指して参ります!
「愛、信仰 希望は、残ります。しかしこのうち最大のものは、愛なのです」(聖書より)