JUGEMテーマ:カウンセリング

JUGEMテーマ:歯科

治療活動の中で患者様から伝わつてくる人間模様はその方の家庭環境から、
生き様まで様々…ハンデイキヤツプを背負つていても、できるだけ人に依存しないで
積極的に何かに取り組んでおられている方…
離婚後、仕事に育児に大回転の母さん…
どのような状況であろうと充実感を持って生きている方は声に張りがあり目に力があります。

従業員数が100人を超える企業の社長の奥様…最初は一緒に仕事をしていたそうです。
しかし優しいご主人様なのでしょう、ところがある日
「君は、仕事に出て来なくていいよ。お金の事は心配しないで家で好きなことをしていなさい」
と置物にしてもらえる程に優しい配慮の言葉をもらったそうです。
もちろん経済的にも恵まれた環境の中で過ごされている方で、ゴルフやお花、手芸など習い事を色々し放題
女性なら大抵の人が憧れる「セレブ系人種」とでも言いましょうか。
美人でそれらしい雰囲気をお持ちなのです。
しかし・・・お話をさせて頂きますと
剣々(ケンケン)しているし・・ “キツい" し、“怖い"のです。なぜ?
・・・何か? 満たされない? 心に余裕がない。文句を言うところを探している?
ストレスのようなものを抱えイライラして 人に優しくなれない状態…
私にはそのように映りました。
なぜなのだろう?
この方の様子を見ていて感じるのはまず、“感謝する心"が?? …
どうも人間は“無い物ねだりをする"ようですね〜。
この方が良いとか悪いとかの問題ではなく誰でもが知らないうちに陥りやすい傾向
おそらく知らないうちに人としての“使命"や何かに“役立っている"ある
いは“責任のある役目を持っている“ということの無い環境に入り込んでしまうと 楽なようですが、
“生き甲斐が欠如する病気"にかかってしまう事があります、もしやそれでは?
ある程度のストレスは、生き甲斐に通じる素晴らしいものです。私はそう思っています。
 しかし、生まれつき“ナマケモノ症"の人は、この種のノイローゼにはなりませんね…
ですから 本当は、この患者様は本当は“自分を活かしたい"という立派な心の持ち主であり
それが生かされていないところに 人を幸福にする原動力となる「感謝する気持ち」が
押しつぶされているのではないかと観察しました。
そんな私の観察からの率直な感想を申し上げると
「全く自分でも気が付かなかったけれど お見通しだと思います。
副院長を見ていると、『すごく忙しくて大変』と言いながら とっても幸せそう。
ストレスを食べながら益々強く生きておられるみたいで輝いているわ。
羨ましいわ。私に無いもの お金では買えないものをお持ちなのですね!」
副院長「お金では、買えない と言うか・・・ 
お金が足りないのに背伸びして買えない物を買ってしまっての借金人生ですわ。
このコメットビルもそうですわ!
でも私は、‟人生って、命をお借りして生きているもの”と思っているので
借金もある意味 遣り甲斐と考えて頑張っております。
宝であるスタッフ ファミリーも同じような思いで頑張ってくれています」(笑)
この時 初めてこの患者様の可愛らしい素敵な笑顔に出会えました。
やっと心がほぐれて 信頼関係が築かれたようでした。
その後、治療のご契約も頂きました。
後日ご主人様も当院でインプラント治療をお受けになられました。
「賢い者の舌は、洞察力を持って相手の心の深い井戸から水をくみ上げるように語るのです」(聖書より)