JUGEMテーマ:歯科

JUGEMテーマ:カウンセリング

明日は、コメット歯科の4Fにある 本格イタリア料理 ブカルッポ・フェリーチェで

18:00から 「夢で逢えたら・・素敵なことね」と題する華やかな婚活が開催されます。

※赤ピーマンのベッドに包まれアボカドを抱きしめたマグロのタルタル 

ピスタチオが華やかさを演出してのユッケ風(絶品でした!)

 

プログラムを見ていたら ある「ご夫婦」のカウセリングを思い出しましたので

チョッとお話ししてみようと思いました。

 

住宅でもそうですが、新築して早くて20年-30年も経つとそこかしこに

傷みや汚れが目立つようになってきます。

その頃になると子供達の結婚の適齢期が訪れ、ちようど、思い切ったリフォーム(大修理)が必要
なタイミングとなります。
お口の中の状態もこれと同様に中年にさしかかつてくると、今後の歯の健康のため

体の健康のためを考えて、さらにできれば美しい歯にと
思い切った修理(リフレッシュ)をするプランをご提案するようになります。
ちょうど、そのような女性がおられ、奥様は希望されるのですが費用のこともあり、

“ご主人の賛同のもとに治療をしたい"

とご家庭でご相談されたところ…

ご主人の快い返事に至らず、お2人での再カウンセリンクを受けにお越しになりました。
ご来院になった時お2人とも何か緊迫した気まずい表情をしておられました…。


椅子に座るやいきなり緊張した声で、ご主人から まず質問が・・

「この治療を今する事は、一体 どれ程の価値があるのですか?」

(「もう 止めさせたい」 という気持ちが伝わってくるような雰囲気です)

私もこのような質問は予想をしていなかった訳ではありませんが…

‟価値”という言葉に正直 引っかかりを感じました。

そこで こちらからもまずお聞きしたい質問がありますと前置きして、
副院長)「ご主人にとって奥様はどれほどの価値があるとお思いでしようか?
また奥様のご健康の価値についてはいかがでしようか?」
私は、満面の笑みを浮かべてお尋ねしました。
かなり ご主人は驚かれた様子です!!!

(チヨツと固まっておられました)

しかしこれは非常に重大な質問なのです。
ご主人)「・ん……そりゃ家内は掛け替えのない大切な人です」

とお答えになりました。

副院長「そのお答えに 勇気を頂きました。ありがとうございます。

というのは、他の患者様でご主人に相談された際

『お前なんかにそんなにお金をかける必要はない』

と一蹴されて、泣き出してしまった“お気の毒な奥様"がおられたのです。

でも○○様は、こうしてご一緒にカウンセリングに来てくださいました。

そのこと自体 奥様を愛しておられる証拠ですものね。

期待していたお答えをご主人様からお聞き出来て本当に嬉しいです」

 

するとご主人様は、苦笑されながら・・

ご主人「歯の説明を聞かされるのかと思ったら、逆にこっちが先に‟価値”についての

質問されるとは、思いませんでした。副院長先生は、なかなか急所をついた

突っ込みをされるのですね。…」

 


しかし…私の質問によって最も大切な動機、「夫婦愛」にお2人とも改めて気づかれたのです…

それから ご主人様は“治療の方針、方法"を聞かれて
迷いが取り払われてすっかり心が晴れたご様子で、遠慮がちに見つめる
奥様にこうおっしゃいました。

ご主人「ぜひ、やって頂きなさい。説明をお聞きして僕もやってもらいたく
なっちゃったな。よろしくぉ願いいたします」―

ホロリ。

ご主人様は、最初とは、うって変わって優しい目をされていました。

(良いなぁ〜)。

 

「夫は自分の体のように妻を愛すべきです。妻を愛する人は、自分自身
を愛してぃるのです」(聖書より)