JUGEMテーマ:日記・一般

日の朝礼で私がまだ18歳の可愛かった頃の昔の想い出の小話

「たこ焼き物語」(一休さん的コミュニケーション術)をしたのでチョッとだけ書きます。

 

室町時代のお坊さんの一休さん・・・頓知(とんち)で有名ですね。

例えば、・・・

『水あめのお話』を紹介します

ある日 和尚(おしょう)さんが、村人に水アメをもらいました。
それを見ていた一休さんに、和尚さんが怖い顔で言いました。
「一休よ。これはな、大人が食べると薬じゃが、子どもが食べると

たちまち死んでしまうと言う恐ろしい毒の水アメじゃ。決して食べてはいかんぞ」
一休さんは、ニッコリ笑って、「はい、絶対に食べません」と、言いました。

 和尚さんは安心して用事に出かけました。さっそく他の小僧さんと水アメを分けあって、

全て食べてしまいました。次に、一休さんは和尚さんの大切にしていた茶碗を

わざとぶつけて割ってしまいました。そしてみんなで泣き真似を始めました。
「えーん、えーん」 帰って来た和尚さんは、みんなが泣いているのでビックリ。
すると一休さんが、泣きながら言いました。「えーん、えーん。和尚さんの大切な茶碗を、

割ってしまいました。おわびに毒の水アメをなめて死のうと思いましたが、

全部なめても死ねません。」それを聞いた和尚さんは「また一休にしてやられたわ!」

 

私の頓知・・・高校生の時のお話を紹介します。場所は浅草です。

『たこ焼きの話』

縁日に出店が並んでいる中で”たこ焼き”の屋台のところに来た時の事でした。

恐そうな面の人がもう一人のやくざ風のお兄さんに話していました。

 「あのたこ焼き屋のオヤジに『ショバ代(場所代)を払え』って言ったのによ

『払う金がございません』なんてぬかしやがって チョッと痛い目にあわせてやろうぜ」

そういうと たこ焼きを2皿買いました。

私「へー 意外!?!?!? 良い人なのかな〜?」と疑って興味深くじっと見ていました。

すると買ったばかりの熱々のたこ焼きのタコだけをつついて先にペロっと食べてからこう叫んだのです!

お兄さん

「オヤジ!これがたこ焼きか!タコが1ッ個も入ってねえぞ!人を馬鹿にするんじゃない。騙したんだから詐欺だ。詫びに金を出してくれよ。嫌なら ここからトットと 店たたんで出ていきやがれ!」

 

たくさんの人だかりが出来ていました。

たこ焼き屋のオヤジさんは真っ青な顔して震えています。

そこで男チコちゃん(私・千寿子)はじっとしてられず前に進み出てこう言いました。

私(チコちゃん)

「お兄さん!何言ってんの!??

私見てたわよ!お兄さんがたが、たこ焼きから先にタコを引っ張り出してペロって食べてたところ!

 急いでたから 噛まないで飲み込んじゃったのかな??」(笑)

 

お兄さん

「タコなんか食ってねー 入ってねぇんだよ!最初から!こんなのたこ焼きって言えるか!!

詫びの金を出すか、店たたんでこの場所から出ていくか2つに一つだ!どうするんだよ!」

 

私(チコちゃん)

「じゃぁこれから 本当の「たこ焼き」ってそもそも何なのか、皆さんに聞いてみましょうよ!」

そう言って 人の群れを大きくしました。その方が舞台として良いからね。

「チョッと そこのおまわりさんも重大なたこ焼き騒動が起きたからみんな集まって聞いて!

このお兄さん タコが入ってないからたこ焼きじゃない 詫びの金を出すか、店をたたんで出ていくかを

選択しろっ て言うけれど・・・ここが重要な問題!質問で〜す!

鉄板焼きって言ったら鉄板が入っているか?ってぇ〜の?・・・

じゃ ここのたこ焼きにタコが入っていなくてもタコの頭の形をしていれば、

それで立派なオヤジさん風たこ焼きなんだよ。それで 良いじゃなの!」

聴衆から 笑いが起きました!

恐いお兄さんは 唖然!ってな表情で何にも言い返してこなかったですわ。

なので 私(チコちゃん)は、言葉を続けて・・

「皆さんそう 思いませんか!頑張っているオヤジさんを応援したいと思う人 拍手!」

と言って応援を求めたら 大勢拍手しながら 人々が・・・オヤジさんの屋台に近づいて行きました。

エッヘッヘ(下町っ子 みんな弱い者いじめは嫌いなんだよ)

 

気が付くと 拍手の中 恐いお兄さんはどこか行ってしまいました。

急場の頓知でした・・・・・・・

助けてもらったお礼にとたこ焼きを3箱ももらっちゃいました。ウッシッシ😁

大タコ入りで 超美味しかったで〜す!

 

「愛と勇気は、恐れを外に追いやるのです」(聖書より)